simzブラックチェリーのTVボード。
関西ではなく東京都杉並区のお客様。
ネットで問い合わせて頂きご注文頂くのですが、昔とは違い今は定期的に関東方面へ
納品に伺っているので、今迄遠方のお客様の場合難しかった現地での採寸やお打ち合わせが出来る様になった。

その利点は正確な寸法を取れる事もあるが、一番大切な事はお客様と実際合ってお話が出来る事。
それは、単に出来上がりをわかり易くしたり、サンプルをみて頂き質感を感じていただく事の目的もあるのだが、お客様に少しでも安心して頂けるよう、実際に顔を合わせてお話をさせて頂く事がいちば目的とも言える。

そりゃ不安ですよ。実際にお店で家具を見る事が出来ないのですから、、、。
その不安を解消すべく案を色々と模索中!もっともっと感じて頂けるために、、、。

神戸市の最西端に位置し明石海峡大橋が一望出来る素敵なマンション。

koi1今回の物件は和田興産ワコーレマンション出の新築リビングシアターと照明プラン。
長さ4メートルのウォールナットのTVボードに100インチスクリーンを合わせたリビングシアターで、
今回もマンションの建築段階での設計変更によりシアターを構築させて頂いた。

koi2テレビボードは、ウォールナット材をベースにスモークガラスとスピーカーサランを貼った扉
で構成されていてネット部分にはサブウファーやセンタースピーカーを収納し、
ブラックガラス部には機器類とモデムやルーターを収納している。
TVがまだ乗っていないので少し寂しい感じがするがこれだけでも十分存在感がある。

koi3映画や音楽など家に居る時間を楽しみたい方には本当にお勧め。
特に3DはTVの様に飛び出す絵本状態の違和感のある3Dではなく、
映画館で観る3Dとほぼ同じ見え方なので迫力の有る映像が楽しめます。

豊中市へ納品に。
ma1僕たちの様な物作りをしているとたまにだが言われる事がある。
木の色の違いや木目の違い、、、。
天然素材である自然の表情。

現代の多くの物がフェイクで作り上げられていて、例えばメイプルの様な木目の印刷物で家具が作られている場合、
印刷なので勿論何枚並べても同じ色で同じ木目が刷られていく訳で、
クローンが何台でも出来るのだ、、、。

現在それが当たり前になってしまい、本当の木が不自然で不思議な物になってしまっているのだ。
自然である以上それぞれがそれぞれの表情を持ち色があるのですがそれが不自然な物と感じてしまう、、、。
何とも悲しい事だが今現在の家はほとんどがフェイクで作られていて、そう感じてもしかたない事なんだろうと思う、、、、。

ma2こちらは玄関のミラーとクロスと言う布で出来た壁紙。
クロスと言う名の通り布で作られていてビニールではない。
こちらも色ムラ等は若干あるが、布独特の奥行き感や素材感があるのだ。

納品を終えて帰り新入社員の歓迎会をしているとお客様から電話が、、、
頼まれていたピクチャーレールをうっかり忘れていた事が判明、、、。
迷惑をおかけしてしまった、、、。すいませんでした。

前回キッチン周りやソファーなどを納めさせて頂き。
今回はTVボードを納品させて頂いた。

2iwa2材質はバーチ材で着色後ウレタンの7分艶有りの塗装で仕上げている。
色目は右側の照明にあわせての塗装。

年数の経った家具に色合わせをする場合難しい点があるのだが、
年数を経た家具は既に経年変化をおこし色が濃くなっているのだか、
そこにぴったりあわせて塗装すると、数年後合わせたはずの色が濃くなるのだ、、、。
でも、薄く染めた物を納めるとお客様の目からすると色が違って見えてしまうので、
色合わせが出来ていないと思ってしまうのだ。
何とも曖昧で難しい部分ですが、お客様にはわからない範囲でほんの少し薄く染めて仕上げてお持ちする。
そして、現地で説明をさせて頂く。
僕の場合そう言う風に仕事を納めていく様にしている。

2iwa1それにしても上手く塗装されている。
彼らの手に渡した時点でほっと息を吐いている事が多いのだが、
ぼくの頭の中を見透かされているのかと思うくらいイメージの色を再現してくれる。
そりゃそうか、、、もう20年以上付き合いを続けているわけだから、、、。