オーダー頂いた洗面化粧台を製作しました。まず人工大理石の天板、シンクや水栓が個別に工房に到着。図面とそれらを照らし合わせる所から始まります。天板にシンクを取り付けて水回りですので隙間にコーキングを打ちます。そして水栓、ポップアップ止水栓の穴をあけます。天板に取り付けた器具に干渉しないように家具本体を製作して行きます。ようやく写真の所まで来ました。

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以前のブログやインスタグラム等でも紹介しておりますが、kannaでは家具をオーダーいただいてお客様のお宅に納品する前に、工房で組み立て器具の納まりや据え付け手順の確認、不具合等ないかを確認します。

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扉を取り付けて完成です。

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実際の据付では両側が壁でその間にピッタリと納まり洗面化粧台の上部に同じ幅でミラーボックス、その上下には間接照明。カウンターとミラーボックスの間はタイル張りとなります。ホテルのような仕様の洗面所、メイクや歯磨きの時間でさえ楽しくなりそうですね。

ozaki

木と木の接合方法に「枘接ぎ」というのものがあります。

それぞれの部材に凹部と凸部を作って、はめ合い(凹部と凸部のキツさの関係)と接着剤で接合する方法です。

強固な接合方法なので強度が必要な椅子やテーブルの構造部に用いることが多いのですが、kannaではスリットの扉にも用います。_MG_3633 _MG_3664 _MG_3899

手間はかかりますが、強度が上がるので永くお使いいただけます。

大島

こんにちは、工房長です。

数年前にTVボードをご購入くださったお客様からリメイクのご依頼。長さ3メートルのTVボードがお引越し先の部屋に入らないので分割してほしいとのこと。

 

before
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after
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扉1枚分を切り離し、その切断面に新たに側板を入れ突板で化粧して仕上げました。

新しく作った部材も何か月か経つと、元からある部材のような深みのある色に変化して馴染んでくるでしょう。

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