はじめてのとうこう。

皆さん初めまして。おーしまと申します。

忙しさのあまりブログを放置気味な工場長と中年スケーターさんのお力添えになればと思い、ブログの更新をお手伝いさせていただくことになりました。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

さて、すでに納品を終えたものですが僕が製作に携わらせていただいた栗のテレビボードの製作風景を少しご紹介します。。。

 

横幅3900mmの天板の仕上げ中。 材料が長すぎて機械では正確に加工できないので、反対側の基準面と並行になるように手加工で仕上げ。

矩(直角)や直線が出ているか定規を当てて確認しながら鉋がけを行いました。

 

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僕が家具作りを学んだ学校の手加工の実習では生意気にも、

「仕事ではこんなことはせんな…。」

と、思いながら手加工だけで荒材から平滑で直角の出ている板を削り出すなどの課題に取り組んでいましたが、手は万能やなぁ。と新ためて実感。

速さは機械に劣りますが、サイズオーバーすると使いものにならない機械に比べて手加工の可能性は無限に近い。 もっと手や頭を使って、もっと自分の可能性を伸ばしていこうっと。

などと、余計な事を考えながら丁寧に仕上げさせていただきました。

 

納品事例などをご覧いただければお分かりになると思いますが、栗はkannaではあまり使わない素材です。

栗は導管や木目がしっかりと出ていて環孔材に分類されるのですが、同じ環孔材のホワイトオークと比べるとあっさりとした質感で僕が好きな樹種の1つでもあります。

先に述べたように横幅が3900mmもあるので、あっさりとしつつも力強さを感じるテレビボードに仕上がりました。

この大きさの材料が中々見つからず苦労したそうです。

 

木目が1本通った贅沢な天板に仕上げられたのは喜ばしいことなのですが、6階の御宅までの搬入に少しばかり苦労しました。

 

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kannaTシャツがキマってます。

 

夏真っ盛りの暑さと湿度、そして大事な天板に何かあってはならないという緊張感から文字通り汗だくになりながらも無事に搬入。

 

長さ3700mmのソファといい長いものばかり納品している気もしますが、搬入ギリギリのデザインで仕上げられたテレビボードが見事に納まった姿はオーナーブログの方でご紹介させていただきます。

 

どうぞ、楽しみにお待ちください。