デザイナーとして。

kanna東京目黒店から車で10分程移動し納品現場へ。
目黒区は東京都内でも高層ビルも少なく、緑もあって比較的住みやすい街。
神戸で生まれ育った僕には、渋谷や新宿といった東京の大都会は一年半経った今もまだまだ馴染めたとは言えない感じ。

今回はテレビボードと食器棚、寝室のクローゼットを納品させていただいたのだが、
写真撮り当日がお引越し日ということもありクローゼットの撮影は断念し
テレビボードと食器棚を撮影させていただいた。

hay1まずはテレビボード。
幅5メートルのセパレート型のテレビボードは天袋に白、壁掛けパネルのダークグレー、
そしてカウンターはウォールナットというアダルトな雰囲気。
打合せの段階で、頭の中にいろんなイメージが立体的に浮かび上がっているのだが、
そのイメージは言葉や絵にして、全てお客様に伝える場合もあるが、伝えないこともある。
どちらかと言うと伝えていないイメージの方が多いだろう。
なぜ伝えるに至らないかは、会話の中にブレーキをかける何かを僕が感じたからだと思う。

もちろん僕は家具のデザイナーという立場にたっているわけだが、
全てのお客様がそれを求めている訳ではないので、僕はそれを求められた時にデザイナーとしての立場でお話をする様にしている。

hay2次にキッチンバックボード。
画像ではわからないが面材はキッチンの面材合わせにしている。
天板もキッチンと同じアイカのフィオレストーン。
カウンター部の背板はテレビボードと同じダークグレーで、全体の雰囲気を引き締めている。