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この1ヶ月半、あまりの忙しさに更新が出来ず申し訳ございません。
大型家具や東京出張などを無事納め少しほっと一息と言いたい所ですが、
これから年末にかけての注文も多く、再びバタバタとした毎日を過ごしています。

今回は西宮市での納品事例。

yam2家具はウォールナットのTV壁掛パネルとキッチン背面収納で、
それ以外にキッチンを囲む壁に天然石のポテチーノの割肌を、、、。

yam1天然の素材の持つ魅力は年数が経過するごとに現れてくる。
逆に加工したての物はなぜかわざとらしく奥行き感が無いのだ、、、。何とも不思議だ。
しかし黙って見ていてはそれは良い方向には進んでくれないのが天然素材で、
例えば木の場合だとオイル分を与えてあげること。
そうする事で独特の艶や色合いを維持する事が出来、年数を重ねる事で風合いや奥行き感が増して来るのだ。

yam3
光の反射も心地よく、目に強い刺激を与えないのが特徴。
手をかけてあげればそれにこたえてくれる。
使いながら育てていく、、、、そんな感じだろうか、、、。

神戸市北区にある焼き鳥拾八番さんの改装工事。
もう十年以上前まだ工房とギャラリーが北区の山の中にあった時代からのお客様。
その時はセンの木のテーブルを納品、その後も何度かご注文を頂き今回は
お店の改装工事をご依頼頂きました。

お電話でちょっと落ち着いてワインが飲める焼き鳥屋にしたいんや、、、、と。
そして僕が、あれですね、JAZZを聞きながらしっとりアダルトな感じのお店にされたいんですね?
と聞くと せやねん〜せやねん〜!と言う事で改装開始。

jyub1

jyub2
まずは寸法取と打ち合せ。
ベースとなる色は黒で照明を全て暖色に変更すると言う所まではすぐに決まった。
まあ、黒と言っても真っ黒もあれば濃いグレーもあるし艶やパターンも様々ですが。
そして次にアクセントをどうするかなのだがここは意見がその人その人で
かなり変わってくる部分なのだが、改装後のお客さんの年齢層や料理の内容などを聞かせて頂きご提案させて頂き、翌週作業開始。

jyub3厨房内部の黒の塗装を終え、次にホールのクロス貼り、随分と雰囲気が変わって来ました。
今回、真っ黒ではなく濃いグレーのマットのクロスを選択。
クロス選びは色目や柄などはその全体の大きな印象を決める要素なのですが
色目以外に表面の表情や艶感がかなり重要でそれが空気感として表現されて来る。
僕の場合、いわゆる職人泣かせな物を自然と選んでいて、それにしっかり答えてくれるいつもの職人さんで施工!!

壁天井が貼り終わり随分雰囲気が変わって来ました。
で、ここから空間に色気を入れていくアクセントです。

jyub4今回はアダルトモダンジャパニーズ。
少ない面積なので思い切って派手な色と柄を選択。

そして最終仕上が照明。
部屋全体の雰囲気がこれで決まると言ってもおかしくないくらい大事な照明。
まずは地明かりだけに調光を入れて翌日の営業時間帯にお邪魔し更に調光部分を増設、後日カウンター開口部を少し造作で調整する事になったが、取り合えずここで一旦終了。

jyua1jyua2以前の店内と比べて頂けるとかなりアダルトな空間に変わっている事がわかると思います。
JAZZを聞きながら食べる焼き鳥!お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

焼き鳥 拾八番
神戸市北区有野中町3-27-1
078-987-3918
いつも満席なので出来れば予約を入れて頂いた方が良いかも知れません。

 

 

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路面店に移転して半年。以前のお店と比べて多くお話を頂く様になったのが椅子やソファーの張替。
お客様と話をすると、張替や修理などは全くしていない様に見えるらしい、、、

え〜っと、、、、全くそんな事はありません。

と言う事で今回は椅子の張替のご紹介。

hari今回ご依頼を頂いたのは合成皮革の椅子。
椅子やソファーをご購入頂く際、小さなお子様が居るお客様の多くが候補にされる素材。
合成皮革とは文字通り人工的に合成樹脂を使って革に似せて作った素材。
ビニールの様な素材なので染みになったりはしない。

では合成皮革が耐久性が強く革が弱いのか?革は扱いにくい物の様な気がする?
革は色あせやひび割れがいきやすい、、、?などなどあるが革って一体
どう言う素材でどう扱えばいいのかよくご存じない方も多いと思うので少し説明させて頂きます。

革は元々動物にとって身を守る為に体を覆っている鎧の様な物。
なのでその強度や耐久性は合成皮革とは比べ物にならない。

生きている動物は皮脂などにより革や毛皮を汚れや水から守っているのだが、
革と言う素材に変わるとその皮脂は生み出されなくなる。
更に、加工される工程で鞣しと言う作業をするのだが、
この鞣し(文字通り革を柔らかくする作業)の段階で油分も除去される。
新たに生成される事もないので、その油分や潤いを人の手によって与えてやらなくてはいけないのだ。

これをメンテナンスと言うのだがメンテナンスをしっかりしてやると
革本来の耐久性や汚れや水から保護できるのだ。

しかし、革にも色々製法がありこの製法や加工の段階であまりに人工的な加工を施してしまうと本来の革の良さは失われ、合成された革に近い物になってしまう。
現代の本革と書かれて市販されているソファーや椅子の殆どは過度の人工的な加工を施されている物が殆どなのが実情と言える。
長年お使いになるのでしたら、ケアはしてやらないといけませんがヌメ革がお勧めです。

革の話はこのくらいにして、、、。
今回の張替は生地張りね張り替えました。

hari1この椅子の張替なのですが、座面だけを巻き込んで貼っているものや、
きちんと型を取り立体的に縫製している物迄様々です。
その方法によって加工費は様々なので、張替をお考えの方はお気軽にご相談下さい。

過去の施工例ブログ、職人ブログはこちら https://kanna-fc.com
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家具工房 kanna 

NISHINOMIYA店
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神戸市灘区のマンションリフォームが完成。
今回は、リビングダイニングキッチン、洗面化粧台、トイレをメインにリフォーム。

yshリビングのテレビボードスペースはタイル貼りにし上部に間接照明を設置。
タイル面は2重壁構造にし壁掛対応にしている。

ysh1キッチンは本体はそのままにトップのみ人工大理石をシームレス加工して取替、
据え付けのセパレートタイプの食器棚とカウンター収納をブラックチェリーで新作。

ysh2和室は濃い茶色の畳を市松に納めてモダンな雰囲気にしている。

ysh3洗面化粧台もブラックチェリーのオーダーメイドでトップは人工大理石シームレス加工。
水栓は引出し式のシャワー切り替え水栓で使い勝手は抜群だ。
トイレは床とクロス、手洗いの変更だが淡いブルーのアクセントを天井から奥の壁へと張り込み、
奥行き感の有る清潔なトイレになっている。

リフォームをする場合よく思う事なのだが家具や床壁材などをトータルで
コーディネイトしていく事と明確なコンセプトがものすごく大事なのだ。

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