表情とエッジ

6年前に馬革の2F1Pソファーと3Pソファー、テレビボード、ローテーブルを
納品させて頂き、今回はダイニングテーブルと椅子を3脚納品させて頂いた。

tela1ブランドをたちあげてから10年以上、今も変わらずこだわり続けている2つの事。

そのこだわりの1番目は「エッジ」

角をぼかさず仕上げる事。
簡単そうに聞こえるが、無垢の家具を量産している工場では不可能に近いしあげかたである、
なぜならサンディングと言われる研磨作業をほとんどせず
手作業で面取り作業をして行かないと奇麗なエッジを作り出す事が出来ないからだ。

エッジ意識をして作業で仕上げる事とその前の工程をしっかりする事でえられるもの。
その前の工程が板選びと鉋による木肌の仕上がり。

tela2まるで貼りものかと思わせる位あっさりした表情は、色目と幅を
極限まで選定し、天板の仕上を99%以上鉋で仕上げることで、
エッジが強調さされる物になる。
この微妙な選定や仕上の積み重ねが家具全体を何とも言えない雰囲気にしてくれる。

この微妙でわかり辛い事のこだわり続けてもう11年目を迎える。
そしてそれを理解し支えて来てくれたお客さんのおかげで今まで続けて来れたと
思うしこれからもこだわり続けていこうと思う。

tela3そして6年前の家具達にたっぷり油分を補給し写真撮り。
今回のテーブルはまだ出来たてで深みが浅いが、
年数を重ねこの家具たちと馴染んでいく変化を楽しんで頂ければと思う。