タモ材の柾目を使った縦スリット扉のキャビネット。
抽斗が2段のものと1段のものと、、。デザインが似ているの一見するだけでは分かりにくい。
一本一本板から木取り、その後手押し鉋と自動鉋をかけ超仕上げ鉋面取りといった作業を、
スリットの本数分繰り返すと言う気の遠くなる作業。
仕上がったスリットを一本づつ刻みを入れた扉に組み込んでいく。
全ての角を意識しながら丸くならないように加工する。
全てがkannaのポリシーであることは言うまでもない。
パリッと糊の効いた仕立ての良いシャツの襟のようと言えばいいのだろうか、
そんなことをこの15年続けてきた。
そうすることでしか出しえない緊張感のある空間。
その空気がたまらなく好きなんですよね、、、。