まずホームシアターってなんなのかというお話からさせて頂きます。
シアターを大きく分けるとテレビモニターだけのものとスクリーンにプロジェクターで映像を映す物の2種類があります。
そしてその映像にプラスサラウンドという音声を再生できる機器をあわせものを一般的にホムシアターと呼ぶ方が多いようです。
昔は3管式と言われる大きく高額な映写機(テレビで言うとブラウン管のようなもの)で映像を写していて、
ランプの明るさや解像度も低く一部のマニアの人たちの趣味と言う感じでしたが、
現在は安く解像度の高いHDと言われる映像とさらに3Dといった映像も安く簡単に見ることができるようになってきました。
さらにテレビモニターも大型化しスクリーンを使わないシアターを組まれる方も大変多くなってきています。
ではスクリーンとテレビモニターは何が違うのでしょう。
まずはテレビモニターだけを使ったシアター。
大型のテレビモニターと、ブックシェルフやトールボーイといった箱型のスピーカーを組み合わせたものや、薄型の壁掛けスピーカーを使ったもの、最後の写真のワンバータイプと言う横長の1本のバーに複数のスピーカーを内蔵し臨場感をだす物などスタイルは様々。
さらにフロントスピーカーとリアスピーカを備えたものなどがあります。
テレビが大型化し薄型になることで、テレビに内蔵するスピーカも薄型化され、
音質が低下しまったことや、ネットフリックスやアマゾンプライムなど映画配信サービスが発展し、
さらにマルチチャンネル音声で配信されていることでサラウンドの人気が高まっているのでしょう。
次にスクリーンを使ったシアター。
多くの方が100インチから120インチのスクリーンをチョイスされます。
例えば120インチスクリーンの場合、数字上では60インチモニターの2倍ですが、
画面の大きさは対角の長さで表記させるため、大きさは4倍になるのです。
違いは大きさだけでありません。テレビモニターはそれ自身が発光する直接光なのに対し、
スクリーンはプロジェクターが発光したものをスクリーンに映した間接光なので、
ギラつかず滑らかな映像が味わえます。
またテレビが1秒間に60コマで映し出されているのに対し、プロジェクターは24コマで映し出されているので
フイルムのような映像が楽しめます。
ですが明るい部屋ではその良さが半減してしまうという欠点もあるので、
部屋の環境や見る時間帯などを考えて頂き設置されることをオススメします。
次に音ですが、みなさん馴染みのある5.1CHサラウンド。
フロントに3チャンネル、リアに2チャンネルのスピーカーと0.1CHのサブウファーを持ったものを5.1CHサラウンドと言います。
リアにスピーカーを配置することで音声が前後に移動し臨場感のある音が楽しめるのです。
ですがリアのスピーカを設置する場合、配線が多くなってしまいます。そんな時には
ワンバータイプなどのバーチャルサラウンドシステムをお勧めします。
名前の通り、リアスピーカーをフロントスピーカで鳴らすバーチャルリアスピーカーです。
最近では7.1CHや11.1CH、5.2.1CHなど様々なサラウンド方式があり、
音も前後左右だけではなく、上下方向にも臨場感をもたせた3Dサラウンドが主流になってきています。
こういったスクリーンやテレビモニターで見るサラウンドはkanna神戸店や目黒店で体感できますので、ご興味を持たれている方は是非ご来店頂ければと思います。