ブラックチェリー材の長さ5メートルのスリットテレビボード。
現在迄のテレビボードの中では最長のサイズ。
これだけの大きさのスリット扉の部材の色目を揃えるには苦労をしました。
大きくなればなるほど色のバラツキがあれば気になって来るのでそこはこだわりたい部分。
その作業が無垢でありながらあっさりした表情を生み出している。
天板天板もなるべく色目を揃えて製作。
ジョイントはなるべく目立たない様に色目と木目をあわせている。
まだ焼が入っていないブラックチェリは色が薄くオイルのしみ込みむらをおこす。
タンニンを多く含んだチェリー材はみるみるうちに濃い赤茶に変色し
オイルむらや木目の派手さがなじみ落ち着いた風合いへ変化して行く。
その変化も楽しみのひとつといえるだろう。