品川区W様 ご依頼の天板スリットのローテーブルです。
完成間近です。
ご使用時には見えないところにkannaの焼印が入りました。


品川区T様 ご依頼のTVボードです。
オーク材にグレーアッシュの染色をしました。
いい色味です。
これからオイル加工を施します。

品川区M様 ご依頼のダイニングテーブルです。
1月末の納品に向けて頑張って製作中です。

納品の際にはお客様のお宅に傷が入らないように養生し、注意を払いながら作業します。

 

こちらは壁面いっぱいの収納の納品風景。

何もなかった空間にパズルのように家具を納めていきます。

写真だと簡単なように見えますが、細心の周囲を払いながらの作業は精神も体力も消耗します。

ですがその分、ビシッと納めきった時の達成感はひとしおです。

 

納品事例はオーナーブログでご紹介していますのでそちらをご覧ください。

 

木は自然のものなので色味やサイズも様々。

 

一つの家具として仕上がったときに雰囲気が合うように木材の山の中から色味や木目が近いものを選びます。

 

 

テーブルの天板のように数枚並べて矧ぐ(接着する)時は並びも考えながら。

 

椅子の後脚のように歩留まりが悪い(無駄になる部分が出やすい)部材はテトリスのように組み合わせて、なるべく無駄が出ないように。

 

 

使用箇所に合わせて一枚一枚木材を選ぶのは手間のかかる作業ですが、家具づくりのはじめの一歩になる大事な工程です。

 

家具でよく使われる広葉樹には大きく二つに分けて環孔材と散孔材があります。

環孔材は水道の役割がある導管が年輪に沿って環状に配列していて、導管がはっきり表れます。

樹種で言えば、ホワイトオーク、タモ、チークなど。

散孔材は道管が散在しているので、導管はあまりはっきり表れません。

樹種で言えば、ウォールナット、ブラックチェリー、ハードメープルなど。

 

実際に見比べると樹種の色だけでなく導管の出方で質感が随分と変わります。

 

kannaではオイルフィニッシュのクリア塗装で仕上げることが多いのですが、

今回は染料を入れてホワイトオークの導管が更に浮き出るような塗装で仕上げました。

この様に導管がはっきり出ました。

スリット扉もご覧のような仕上がりに。

 

同じ樹種でも塗装方法を変えるだけで印象が変わるので、お好みの樹種や塗装方法をぜひ探してみてください。

 

あっという間に12月中旬になり、すっかり寒くなりましたね。

工房がある西宮市でも最低気温が氷点下に,…。

工房は広くて天井が高いのでがっつり着込んで作業しています。

そんな僕達に心強い味方が現れました!!

そう。ストーブです。

家ではストーブを使わなくなったので火をつけたときの匂いを嗅ぐとなんだか懐かしい気持ちになります。

 

このストーブ達で暖を取りながら年内の製作を頑張ります!!

アサメラという木を製材しました。

この木は比重が高く厚みもあり持ち上げられなかったので、その場で丸のこで切りました。

そして、厚みを機械で真っ二つにしようとしたのですが刃が届かず、最後は手で切ることに。

切り進めていくと木に挟まれてのこぎりを挽けなくなるので楔(くさび)を打ち込んで隙間を広げながら切ります。

今では機械で製材するのが当たり前ですが、昭和20、30年頃まではこの様に製材していたそうです。

先週のブログで椅子の修理についてご紹介しましたが、修理させていただいた椅子はダボ組みという接合技法で組み立てられていました。

 

このダボ組は接合する部材同士に対になる穴を開け、木で作られた円柱状のダボと接着剤で接合します。

ダボ組は穴の加工の精度が求められますが、専用の機械を使うと効率よく加工できるので量産家具に多く見られる組み方です。

そしてこちらは木と木のはめ合いで接合するホゾ組という接合技法です。

縄文時代の遺跡からの出土品にも見られるほど古来からある技法です。

繊維が繋がったまま相手の部材に入り強度が出るので椅子やテーブルなどの構造部に最適です。

お客様から椅子の修理のご依頼をいただきました。

接合部に隙間ができていたり、部分的に破損していたので

一度バラして古い接着剤を取り除き、組み直しました。

弊社の椅子ではありませんが、修理してまで大事にしていただけるなんて作り手としては嬉しい限りです。

朝晩はすっかり冷え込み、早くも冬の気配がしてきました。

日差しがあれば日中は暖かいのですが、曇りや雨で肌寒い日は鉋がけなどで体を動かして体を温めています。

 

鉋がけについてですが、天板や扉の幅が広い場合、板を矧ぎ(はぎ)段差を鉋で平滑に削り仕上げます。

木の繊維に対して直交に横ズリ、そして斜め方向、平行方向と鉋をかけて行くほどに徐々に仕上がっていきます。

こちらは斜め方向に鉋がけをしたところ。

仕上がりの違いでこんなにも質感が変わります。