今回は木工の技の一つをご紹介いたします。

ちぎりです。千切と書きます。木と木をより強く結ぶ補強方法で、契り(約束)と同じ読みで意味合いに通じるものがあると感じます。

_mg_5128繊細な鏡枠を支えるための小さなキューピットであります。

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貴方の写真たての角にもキューピットがいるかもしれませんよ。

ごきげんよう。

 

皆さん初めまして。おーしまと申します。

忙しさのあまりブログを放置気味な工場長と中年スケーターさんのお力添えになればと思い、ブログの更新をお手伝いさせていただくことになりました。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

さて、すでに納品を終えたものですが僕が製作に携わらせていただいた栗のテレビボードの製作風景を少しご紹介します。。。

 

横幅3900mmの天板の仕上げ中。 材料が長すぎて機械では正確に加工できないので、反対側の基準面と並行になるように手加工で仕上げ。

矩(直角)や直線が出ているか定規を当てて確認しながら鉋がけを行いました。

 

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僕が家具作りを学んだ学校の手加工の実習では生意気にも、

「仕事ではこんなことはせんな…。」

と、思いながら手加工だけで荒材から平滑で直角の出ている板を削り出すなどの課題に取り組んでいましたが、手は万能やなぁ。と新ためて実感。

速さは機械に劣りますが、サイズオーバーすると使いものにならない機械に比べて手加工の可能性は無限に近い。 もっと手や頭を使って、もっと自分の可能性を伸ばしていこうっと。

などと、余計な事を考えながら丁寧に仕上げさせていただきました。

 

納品事例などをご覧いただければお分かりになると思いますが、栗はkannaではあまり使わない素材です。

栗は導管や木目がしっかりと出ていて環孔材に分類されるのですが、同じ環孔材のホワイトオークと比べるとあっさりとした質感で僕が好きな樹種の1つでもあります。

先に述べたように横幅が3900mmもあるので、あっさりとしつつも力強さを感じるテレビボードに仕上がりました。

この大きさの材料が中々見つからず苦労したそうです。

 

木目が1本通った贅沢な天板に仕上げられたのは喜ばしいことなのですが、6階の御宅までの搬入に少しばかり苦労しました。

 

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kannaTシャツがキマってます。

 

夏真っ盛りの暑さと湿度、そして大事な天板に何かあってはならないという緊張感から文字通り汗だくになりながらも無事に搬入。

 

長さ3700mmのソファといい長いものばかり納品している気もしますが、搬入ギリギリのデザインで仕上げられたテレビボードが見事に納まった姿はオーナーブログの方でご紹介させていただきます。

 

どうぞ、楽しみにお待ちください。

 

 

ご無沙汰しております。(このフレーズを使うのを改めないといけないですね)

今回は珍しいオーダーを頂きました。

お祭りで使われるそうです。不勉強で申し訳ありませんが恐らく舟の櫂か艪を表す物と思われます。

複雑な形状ではありませんが祭事でお使いになる物ですので、製作に当たりましてなかなかの緊張感がございます。

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工房も7月も中頃を迎えまして、夏らしい暑さが訪れております。

夏本番を前に暑さ対策を施しました。工房に転がっておりました換気扇を熱気を逃がす為に

窓枠に二個付け致しました。(文字通り転がっておりました)実験しました処、-2度でしたので効果が期待できます。

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皆様も今年は暑くなるそうですので、くれぐれもご自愛ください。

ごきげんよう。

今回はソファーの納品の様子をご覧下さい。

壁~壁、引く事のカーテンの厚み=3m70cmのソファーです。

フレームは分割致しますが、座面と背面は1枚で通します。

あれ?そのソファー長くない?と思われた方の想像を超える

玄関からは入らないソファーであります。長いです。

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あれ?なぜ屋根の上に?

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リビングルームは2階です。

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ご安心下さい、事前に搬入経路を確認しております。

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分割しない理由は非常にシンプルでして、そこに継ぎ目が無い方が

間違いなく格好が良いからであります。

設置後の写真は後日、オーナーブログの方でお楽しみ下さい。

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来月には更に長い5m20cmが控えております。やはり2階です・・・。

オーダーメイドソファーならではのお話でした。

ごきげんよう。

 先日、TVボードとソファーを納めさせて頂きました兵庫県西宮市のお客様より

TVの壁掛けのご依頼を頂き再訪です。

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一度納めさせて頂いた家具を再び目にする機会は、改めてご注文を頂いた時と

納めた家具に不具合が生じた時であります。

工房では前者を増やし後者を減らせる様に、現状に決して満足せずにより良い加工方法や工程、機械のレイアウト、ゴミの出し方などの小さな事まで、気が付き日々改善するの意識で努めております。

縁あって家具職人を生業とさせて頂いておりますので、勤めるでは無く努めて行かなければならないと若輩ながら思う次第であります。

おくつろぎのところ失礼致しました。

ごきげんよう。

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休日の夕食であります。

5歳の長女ですが、キャリア2年目にしましては丁寧な仕事をするようになりました。

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(お子様にお勧め出来る作業ではありません。あくまでも関西の日常の表現です。大変危険であり、火傷の可能性があります。決してお子様だけの作業になりません様に。弊社では責任を負いかねますので、しかるべきご指導の下、お子様の身の丈に合いますお手伝いをお願い致します。)

調理師としての経歴を持ちます弊社、マスター艸島愛用made in kobe のソースであります。

工房にあると言う事は、勿論東京にて使用致します。

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ソースと共にあらんことを・・・

 

今回は目黒店玄関扉の製作です。

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アサメラ(アフロルモシア)140枚です。アフリカ大陸の西が故郷であります。

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積み方がかわっただけではありません。鉋掛けと、サンドペーパー掛けの夜なべ後です。

地味な絵面ですので、作業の様子は割愛致します。IMG_0267

扉の下地です。仕上がりで高さ2450mm幅1445mm厚み50mm、重さは100kgを超えてきます。(既に1人では持てません)屋外で使用しますので耐水性の高い接着剤を使用しております。

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1枚ずつ接着剤を塗り、錆びないステンレス製の針釘を見えないところに打って貼り付けて行きプレス機で圧着。

素材が木ですから木目があります。木目がまっすぐな柾目と竹の子この様な板目、その間で板柾、柾目でも波打っていたり・・・色味も様々。例えばダイニングテーブルですと4枚~5枚の板の組み合わせで木目のバランスを見ます。少ない枚数も悩みますが今回は片面70枚!いい加減な適当では無く、適した場所に当てはめていく職人冥利に尽きる苦悩の時間です。

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貼り上がりました!オイル塗装を施しますとアサメラの奥行きの有る木目が浮かび上がって参ります。

サイズで既に迫力がありますので表面はあっさりと・・・。

裏面は?職人の苦悩を5月14日open のkanna目黒店、店内でご確認下さい。

工房ブログをひと月ほど放置しておりました。申し訳ございません。

5月14日(土)OPENのkanna目黒店、展示致します家具が出来上がって参りました。

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このひと月の間、職人が新たに2人入って参りまして、まだ若いですが、2人とも自ら考えて動いてくれる頼もしい後輩であります。指導する立場として私も精進して参ります。

嬉しい出来事もありますが、私も阪神淡路大震災で本棚と学習机の下敷きなり父に引きずり出されたあの日を思いました。この度の熊本県の一連の震災や、工房から僅か2キロ程の距離で起きました新名神高速道路の橋桁落下事故。亡くなられた方々にお悔みを申し上げますと共に、被災された方々が一日も早く生活を取り戻されますよう、心からお祈り申し上げます。

こんばんは。A LINE CHAIR第3回をお送り致します。

まずは背もたれを機械で大まかに成形した後、

カーブに合わした反り台鉋で仕上げて行きます。

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前後の幕板も仕上げた後、接着剤を塗ります。

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圧着します。少し痛々しいですが、接着剤が硬化するまでの辛抱です。

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角接合部に隅木を取り付けます。

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オイル塗装の後、生地を張って完成です。

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モダンな生地が映えるシンプルなデザインです。

今回のブラックチェリーは使い込むほどに赤みが増して飴色に変わって行く特徴を持つと共に

赤い実のなる、皆様ご存知の木でもあります。

ごきげんよう。

こんばんは。ブログ更新が疎かになっておりました。

A LINE CHAIR 第2回をお送り致します。

ほぞ穴をあけます。KIMG1015

 

ほぞ穴に差し込むほぞを作ります。様々な種類のほぞがありますが、こちらは

二方胴付き小根付きほぞと申しまして、大小二つのほぞでできていますので、

強い接合を得ると共にねじれに対しても有効です。

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鉋がけをします。

 

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水拭きにて木の繊維を起こした後にサンドペーパーをかけます。

 鉋がけの工程を疎かにしますと、サンドペーパーで沢山研磨する事になり、面のはっきりとしないぼやけた姿になってしまいます。

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 接着剤を塗ります。

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 クランプで圧着します。半身出来ました

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本日はここまで。ごきげんよう。