家具でよく使われる広葉樹には大きく二つに分けて環孔材と散孔材があります。
環孔材は水道の役割がある導管が年輪に沿って環状に配列していて、導管がはっきり表れます。
樹種で言えば、ホワイトオーク、タモ、チークなど。
散孔材は道管が散在しているので、導管はあまりはっきり表れません。
樹種で言えば、ウォールナット、ブラックチェリー、ハードメープルなど。
実際に見比べると樹種の色だけでなく導管の出方で質感が随分と変わります。
kannaではオイルフィニッシュのクリア塗装で仕上げることが多いのですが、
今回は染料を入れてホワイトオークの導管が更に浮き出るような塗装で仕上げました。
この様に導管がはっきり出ました。
スリット扉もご覧のような仕上がりに。
同じ樹種でも塗装方法を変えるだけで印象が変わるので、お好みの樹種や塗装方法をぜひ探してみてください。