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kannaでは壁面に取り付ける大きな収納や本棚、テレビボードや食器棚の施工事例が多くあります。


この壁面に取り付けられる収納の対荷重や取り付け方法、そして引っ越しの際の取り外しや、取り外した後の壁ってどうなるの?といったご質問が多くあります。

基本的に建物が出来上がっている状態で家具を取り付ける場合はビス(ねじ釘)で壁に固定します。
現在の建物の壁は石膏ボードにクロスや左官など表面仕上げが施されていますが、
このプラスターボード(石膏ボード)はベニア板などと違い釘やネジで重いものを固定することはできません。

では何に固定しているかというと、ボードの中の骨組みに固定するのですが、
この中の下地の素材の代表的なものが木軸、軽量鉄骨、コンクリートGL工法。
木造住宅の場合建物が木造なので当然下地は木ですが、マンションの場合コンクリート壁の前に軽量鉄骨で作った二重壁を作ります。

取り付け強度面で言うと木軸の場合はビスの止めつけ強度がかなり強く、
フロートのテレビボードや棚板、本棚など多くのものをかなりの対荷重で固定することができるのですが、
軽量鉄骨の場合は、極薄の鉄板にしかビスが効かないためあまり強度が出ないのです。


kannaではこの軽量鉄骨下地の場合でも重いものが入れれる方法を独自持っているので、かなりの耐荷重を出すことができます。

そして取り外した際の傷ですが、ねじ釘を何本か止めているだけなので、
ネジを外し補修用のコーキングで埋めればほとんどわからない状態に戻すことができます。

さすがに賃貸住宅の場合は制限がありますが、
分譲住宅の場合ほとんどのものが取り付けできますし、
取り外した際もほとんどわからない状態へ復旧することができるのです。
特殊な物件の場合は壁に穴を開けたりする場合もありますが、
その場合も大工さんに半日入ってもらい、クロスの張替えさえすれば完全に元どうりに戻すことが可能なのです。

みなさん大掛かりだと思っている人が多いですが、
取り付けも1日で終わる簡単な工事ですのでお気軽にご相談ください

まずホームシアターってなんなのかというお話からさせて頂きます。
シアターを大きく分けるとテレビモニターだけのものとスクリーンにプロジェクターで映像を映す物の2種類があります。
そしてその映像にプラスサラウンドという音声を再生できる機器をあわせものを一般的にホムシアターと呼ぶ方が多いようです。

昔は3管式と言われる大きく高額な映写機(テレビで言うとブラウン管のようなもの)で映像を写していて、
ランプの明るさや解像度も低く一部のマニアの人たちの趣味と言う感じでしたが、
現在は安く解像度の高いHDと言われる映像とさらに3Dといった映像も安く簡単に見ることができるようになってきました。
さらにテレビモニターも大型化しスクリーンを使わないシアターを組まれる方も大変多くなってきています。

ではスクリーンとテレビモニターは何が違うのでしょう。


まずはテレビモニターだけを使ったシアター。
大型のテレビモニターと、ブックシェルフやトールボーイといった箱型のスピーカーを組み合わせたものや、薄型の壁掛けスピーカーを使ったもの、最後の写真のワンバータイプと言う横長の1本のバーに複数のスピーカーを内蔵し臨場感をだす物などスタイルは様々。
さらにフロントスピーカーとリアスピーカを備えたものなどがあります。

テレビが大型化し薄型になることで、テレビに内蔵するスピーカも薄型化され、
音質が低下しまったことや、ネットフリックスやアマゾンプライムなど映画配信サービスが発展し、
さらにマルチチャンネル音声で配信されていることでサラウンドの人気が高まっているのでしょう。

次にスクリーンを使ったシアター。
多くの方が100インチから120インチのスクリーンをチョイスされます。
例えば120インチスクリーンの場合、数字上では60インチモニターの2倍ですが、
画面の大きさは対角の長さで表記させるため、大きさは4倍になるのです。
違いは大きさだけでありません。テレビモニターはそれ自身が発光する直接光なのに対し、
スクリーンはプロジェクターが発光したものをスクリーンに映した間接光なので、
ギラつかず滑らかな映像が味わえます。
またテレビが1秒間に60コマで映し出されているのに対し、プロジェクターは24コマで映し出されているので
フイルムのような映像が楽しめます。

ですが明るい部屋ではその良さが半減してしまうという欠点もあるので、
部屋の環境や見る時間帯などを考えて頂き設置されることをオススメします。

次に音ですが、みなさん馴染みのある5.1CHサラウンド。
フロントに3チャンネル、リアに2チャンネルのスピーカーと0.1CHのサブウファーを持ったものを5.1CHサラウンドと言います。
リアにスピーカーを配置することで音声が前後に移動し臨場感のある音が楽しめるのです。
ですがリアのスピーカを設置する場合、配線が多くなってしまいます。そんな時には
ワンバータイプなどのバーチャルサラウンドシステムをお勧めします。
名前の通り、リアスピーカーをフロントスピーカで鳴らすバーチャルリアスピーカーです。
最近では7.1CHや11.1CH、5.2.1CHなど様々なサラウンド方式があり、
音も前後左右だけではなく、上下方向にも臨場感をもたせた3Dサラウンドが主流になってきています。

こういったスクリーンやテレビモニターで見るサラウンドはkanna神戸店や目黒店で体感できますので、ご興味を持たれている方は是非ご来店頂ければと思います。

 

みなさん初めまして。kannaオーナーの艸島功詞と申します。
第一回豆知識はオイルフィニッシュという塗装方法についてだらだらと書いてまいります。

オイルフィニッシュとは木に施す塗装方法で、
簡単に言いますと木に油を染み込ます塗装方法の事をオイルフィニッシュと言います。
現在はウレタン塗装という方法が多く用いられていますが、それよりもかなり古い塗装方法なのです。
オイルフィニッシュを木に施す場合には植物のオイルを、革などには動物性のオイルを使いますが、
今回は木にスポットを当ててご説明させて頂きます。

使用するオイルには様々な物があり、ひまわり油や椿油、亜麻仁油、桐油、オレンジオイルなど、
そのほかにも多くの油がありますが、身近な物ですとオリーブオイルなどでも代用が可能です。
このオイル、大きく分けると乾燥し樹脂化するものと、しないものがありますが、
基本的には空気と反応し樹脂化する乾性油を使います。

塗装方はいたって簡単で木に刷毛やウエスで染み込ませ、5〜10分後に余分な油を拭き取るだけ。
オイルの役割は乾燥した木に潤いを与え、木に染み込み樹脂化する事で木を割れにくくします。
さらに、油は水を弾くため水汚れを染み込みにくくする効果があります。
昔、小学校などの教室の床に年に1度か2度モップを使い油引きをした方もいると思いますが、それがまさにオイルフィニッシュなのです。

このオイルは撥水性が乏しいため、オイルを入れた後ワックスを染み込ませる方法があり、
米ぬかやミツロウ、カルナバなどを塗り撥水性を高め汚れをつきにくくしたりします。


これが弊社が使用しているオスモ社の塗料ですが、この塗料は様々なオイルとワックスがブレンドされているので
缶を開けて塗るだけでオイルとワックスを塗る作業の両方1度で出来る優れものです。

オイルフィニッシュの良さは塗膜を作らず木に染み込ませるだけなので、
木の肌触りが味わえ、風合いも損ないません。
しかし良いことばかりではなく、染みがついたり、気温や湿度の変化に弱く、
反りや割れを起こしたりしてしまうことがあります。
ですが、せっかく無垢材などの天然素材を使った家具にはオイルフィニッシュをセレクトしてほしいです。

次はオイルフィニッシュの家具に傷や染み焦げ跡などがついてしまった時のリペアの方法を説明します。

このリペアですが、どんな場合にでも有効なわけではなく、木の繊維を断絶してしまう様な傷や、
奥深くまで入ってしまったしみや汚れや焦げ跡の場合など完全にリペアできない場合もありますし、
方法を誤ってしますと逆に状態を悪くしてしまう場合もあるのであくまで自己責任で施工してください。
不安な場合は無理をせず、弊社など専門の業者にご相談いただく事をオススメします。

まず浅い凹み。
凹んだ部分と同じ大きさくらいの脱脂綿やティッシュペーパーなどに水を含ませ、
軽く絞った程度の状態のものを傷の上に置いて1時間程度置いておくと、
凹んで潰れた木の繊維が復元され元に戻ります。

次に染みと浅い傷に対しての方法。
木に染み込んでしまった汚れについては、600番程度の耐水ペーパーにオイルを染み込ませながら少しづつサンディングしてください。
この時注意していただきたいのがたっぷりのオイルを使いサンディングしてください。
そしてサンディングが終わったら、余分な油を拭き取り1週間位の感覚を開けて
数回同じ部分にオイルを染み込ませてあげてください。

他の部分とツヤ感や色が変わってしまいますが、数ヶ月から数年経つとあまり気にならなくなって来ます。
色の違いでびっくりしてしまい他の部分まで作業範囲を広げてしまうと大変な作業時間になってしまいますので気をつけてください。

上の写真は何年もメンテナンスされて磨き上げられた椅子のフレーム。
ウレタン塗装にはないツヤ感と経年変化でなんとも言えない良い風合いになっています。


その他に、オイルに染料を混ぜ着色する方法など様々な塗装方があるので、
お部屋や家具の雰囲気に合わせ色んな塗装方法の中からベストな方法を探し出してみてください。

今後少しづつ豆知識アップしていきますのでまたのぞいてみてくださいね。
ではでは、、、、、。