最近kannaで多く取り入れているマットなソリッドカラーの素材。
まだまだ世に広まっていない素材だが、施工例も増えている。

白マットとワックスフィニッシュのクルミ材との組み合わせで、
白木独特のあっさりした都会的な雰囲気に仕上がっている。

ワックスフィニッシュはツヤ感のない仕上がり。
その素材に対して白マットがなんとも言えない世界感を出している。

約一年の工期をかけ完成したリフォーム。
以前の内装や配管、電気などは全て撤去し、新たに間取りを組んでいます。
度重なる仕様変更や工事中の変更などでなかなか工事が進まず少し疲れた感がありますが無事完成しホッとしました。

最初にキッチン
イロコの幅広フローリングに壁と天井は漆喰のコテ抑え。
見切り材がない大空間の漆喰仕上げは大変で多くの職人さんで一気に仕上げなくてはならない。
一階ブラックチェリーのディスプレイキャビネット。
無垢の面材と漆喰左官仕上げのオープン部分で構成されていて、照明はルーチの調光タイプを使用している。
所狭しと並べられているアンティーク家具。
その家具たちとの調和がコンセプトになっている。
黒の塗装が施された書斎。
120インチのスクリーンの映像とサラウンドも設置している。

一階エントランスと洗面台。
オーダーの建具と洗面台でミーレ製の全自動洗濯機がビルトインされている。

僕自身はほとんど東京にいるため、お客様とのやりとりは神戸店のチーフデザイナーの常峰が担当。
長期のリフォームにもかかわらず、うまく全体をまとめ無事完工できたことに感謝している。
リフォーム工事の場合は新築と違い、多くの問題等も発生するため豊富な経験を持っていないとなかなかうまく納まらない。

次は京都での新築工事が着工間近!
もう少ししたら工務店さんとの家具納まりやシアターの配管打ち合わせ等が始まる。
忙しくなりそうだ!!

テーパーレッグの肘なし椅子。
椅子やソファーの場合、フレームの木の種類も大事なポイントだが、
それ以上に生地選びが重要になると思う。
国産生地だけでなく海外生地のサンプルも用意しているのだが、質感や色、光沢、肌ざわりなど、それぞれに特徴がある。あまりの多に選ぶのも大変になってくる。
僕は、既存の椅子やフレームとの相性よりも、
空間との調和やアクセントなど、それがおかれる空間とのマッチを意識して生地をお勧めする。
だがこの生地選びは、かなり個人の好みが出る部分でもあり、なかなか難しい。
kannaではる生地は、国産生地のほか海外のゴルティエやエルメス、ブザックやルリエーブルなど様々な生地を見ていただける。
ぜひご来店いただき、実際の質感を体感してほしい。