最近発注が多くなってきたイタリアのフェニックスを使った家具。
国産でもマットな素材が開発され海外に比べると少し安価で販売されだしたが、
海外のものとの違いは、微妙な色合いや手触りなど。
微妙に違うなら別に国産でいいのではと思われるが、製品になり実際にその物を目にすると全く違うことに気付く方が多いだろう。

ブラウンベージュのフェニックスを使ったダイニングボード。
木部はウォールナット材のワックスフィニッシュ。
ダイニングスペースに設置しているので奥行きは浅めで本棚として使うのが主な用途だが、ディスプレイスペースなどに使った照明が良い雰囲気を演出している。
そして寝室に設置したクローゼット。
ウォールナットのワックスフィニッシュのパネルを組み合わせて作ることによって
価格を抑えながらも収納力を確保している。

今回はオーダキッチンについて。
オーダーキッチンを手がけて15年。
オーダーキッチンは建築工事との取り合いが多く、特にハウスメーカーの現場に納めるとなると至難の技、、、と言うか、やりにくいと言うか・・・正直、面倒なことが多いと言った方が正しいかもしれない。

一点一点お客様の要望に合わせて製作する我々と、皆同じ物ではないといけないと言うハウスメーカーとがミックスするんだから当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

でも、ここ数年ハウスメーカーで家を建てる予定のお客様からのオーダーキッチンのお問い合わせが多くなってきている。
ハウスメーカとしてもお客様のニーズに合わせていかないと、このままではダメだと言うことが少しずつではあるが分かりはじめているのでしょう。

大量仕入れ、工事の大量発注をし、下請け業者や取引先から一円でも安く仕入れし、巨大化した組織の経費や巨額のテレビCMの費用を捻出しなくてはいけないハウスメーカーとしては、設備機器の部分を施主支給にされてしまうと利益が減ってしまうのだから仕方ありません。

そんな難関を乗り越え、先日実現したハウスメーカでの施工をご紹介します。

世田谷での施工事例です。
黒フェニックスとゼブラナットのコンビネーションのキッチン。
そしてキッチンバックボードとガラス収納、テレビボードが1階の納品品目。
2階についてはまだ工事中なので後日ご紹介します。

どうしても抜くことができなかったと言うキッチンに食い込んだ壁。
その部分にはセラミック不燃パネルを貼り、そこに食い込む形のゼブラナットの扉がいい感じです。
そしてキッチンをL型に囲むように配置したバックボードとガラス収納。
そこにもアクセントとしてゼブラナットをチョイスしています。
そしてテレビボード。
テレビボードにはブラックチェリーとブラックスモークガラスを使用。
テレビの壁掛け面には石調のセラミックパネルをチョイスしています。

これだけ大きな収納を、傷のつき易い仕上がった黒のクロスの壁に据え付けていく作業は、かなり神経を使う作業でした。フィラーなど一切使わず擦り合わせて納めていくは気の遠くなる作業でしたが、文句なしの収まりでホッとしました。
その夜のビールと焼肉が最高だったことは言うまでもありませんよね、、、。