伊丹市のマンションへ。

ish1ラウンドのテーブルとA LINEチェアーそしてテレビボード。
テーブル天板に反射する光。均一でありしっかり反射するが優しい光。
何が言いたいかよく分からないと思うかもしれないが大事なこだわりがそこにあったりする。
それは手で触れてみるとさらにその作業の大事さに気付いてもらえると思う。
そんな些細なところにこだわらなくてもと言われてもう15年になる、、、、。

ish2そしてテレビボード。
最近機器類収納部にスモークガラスを使うことが多くなってきました。
赤外線が透過し中が見えにくい扉は選択肢が少なく、何か新しい物を考え出さなくてはと思うことが多い。

 

東京都渋谷区の高層マンションへテレビボードの納品に出かけた。

sam1材質はブラックチェリーの無垢材で長さは4100mm
横スリットの4メートル越えのテレビボード、、、、何度か製作したがやはり長い。
テレビボードに関しては低く長いデザインが好きなだけにかなり自分好みのバランスだ。
これから春にかけて年間で一番の納品ラッシュ時期がやってくる!!
気合を入れて頑張らなくては。

タモ材の柾目を使った縦スリット扉のキャビネット。
抽斗が2段のものと1段のものと、、。デザインが似ているの一見するだけでは分かりにくい。

tkm2
tak1
tkm4一本一本板から木取り、その後手押し鉋と自動鉋をかけ超仕上げ鉋面取りといった作業を、
スリットの本数分繰り返すと言う気の遠くなる作業。
仕上がったスリットを一本づつ刻みを入れた扉に組み込んでいく。
全ての角を意識しながら丸くならないように加工する。
全てがkannaのポリシーであることは言うまでもない。
パリッと糊の効いた仕立ての良いシャツの襟のようと言えばいいのだろうか、
そんなことをこの15年続けてきた。

tkm3そうすることでしか出しえない緊張感のある空間。
その空気がたまらなく好きなんですよね、、、。

 

 

神戸市の北側に位置する三田市へ
今回はウォールナットのテレビボード。
kannaブランドを立ち上げ初めて展示会をしたのも、初めて取材をしていただいたのも、
いろんな意味で思い出深い三田市。
この仕事が天職だと胸を張って言える時が来るのだろうか、、。
その日に向かって一歩づつ前へ。

fut1

fut2

兵庫県加古川市の新築現場へ。
半年以上前から設計打ち合わせをさせて頂き納品。

mae1ラミナムと言うイタリアのセラミックを使った天板にブラックチェリーの無垢材を合わせたキッチンとバックボード。
今回キッチンはアイランドではなくペニンシュラタイプ。
機器類はリンナイのガスコンロにガゲナウの60センチタイプの食洗機、フードはアリアフィーナ、水栓はグローエのグースネックタイプをチョイスしている。
mae2mae3ラミナムの白の天板に白のカラーシンクを組み合わせkannaオリジナルの木製水切りを。
無機質な天板に木の水切りを組み合わせることで優しさと温かみを持たせることができる。
mae5食洗機は今回ミーレ製ではなくガゲナウの60㎝タイプ。
国産の食洗機との違いはやはり洗浄力。口で説明するのは難しいが、家事を一つ減らすことのできる機器だ。
mae4

2016年西宮店、目黒店、西宮工房、川崎ロジスティックのすべて清掃を終え翌日淡路島へ。
過去に何度もお世話になっている南海荘さんへ出発。

神戸から約2時間の車の旅を終えまず迎えてくれるのがこの看板。
nan1鉄錆にステンレスの磨きのサイン。
デザインを生業にしている僕はこの看板を見たとき自分に近い感性を持った人が店主さんなのだろうとそう思った。
文字の書体、大きさや配置などなんとも言えないバランス、、、。

ぬめりのあるうず潮温泉に浸かり待ちに待った宴会がはじまった。
まずは先付けを頂きながら乾杯。
nan2そしてメイン。
nan3
淡路の海の恵みいっぱいの天然のお魚たち、、、、。
刺身や天ぷら、そして淡路の瓦を使って焼いた宝楽焼など美味しい料理に舌鼓を打つ、、。
nan4楽しいひと時もあっという間に過ぎ2017年を迎えた。
こうしてまた新しい年を迎えられる喜びと感謝を噛み締めながら今日もブログを書く、、、。
そしてこれからも色々な人に支えられながら書き続け、また次の年を迎えられれば最高だと思う。
2017年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

昨年末の最後の納品。
横浜市の青葉区で座卓を納品した後、長野市へテレビボードとキャビネットを納品し、
その後神戸へ帰るという少しハードなスケジュールでの年末最後の納品。
翌日忘年会の後、お正月のお休みだったのでウキウキ気分での最終納品だった。

まずは横浜市青葉区のあざみ野へ座卓を納めに。
実は横浜青葉区は僕の関東の住まいがある場所で、東急田園都市線の沿線である。

azm1azm2azm3栗の掘火燵用の座卓。
今では貴重材の栗材の45mm無垢天板の座卓で1600mm幅と小ぶりだが大人二人でないと移動できない。

そしてその後長野市へ

tam4tam3ブラックチェリーのテレビボード、
階段下の傾斜部分に据え付けし、傾斜内にテレビが収まる高さで製作。
階段造作は建物建築の後半にする作業なのでどうしても製作期間が短くなること多いが、無事竣工に間にあった。

そして置き式のキャビネット。

tam2
昨年から復活したkanna焼印。
今回はお客様の要望で見える部分への焼印を押させていただいた。
翌日の忘年会の様子は次回ブログにてアップさせていただきます。

神奈川県新川崎のタワーマンションへ納品。
sum1グレーアッシュに染めつけしたオーク材のテレビボードにタイルを貼りテレビを壁掛けに。
目黒店にグレーアッシュの展示があるのでイメージしやすく、ご注文をよくいただいている。
人工的に存在する木に近づけるための染色ではなく、実際には存在しない色に
染めつけるける事は、僕自身納得のいっている方法の一つで、
より現代的な印象を持たせることができると思う。

目黒店には、それ以外にワックスフィニッシュのキッチンとバックボードの展示があり、
白く原木に近い色目の仕上げの質感を見ていただくことができます。

先月西宮へ一時帰宅している時に納品に伺った時の写真。
まずはダイニングテーブル。

fuk2kannaという名前なのだが削る鉋からきている。
無垢材の素材や板のバランス、色目などのこだわり以外に、板の手触りにもこだわりがある。
オイルフィニッシュという木の表面が直接肌に触れる仕上げの場合、
表面をどのようにして仕上げるのかによって肌触りや質感が変わってくるのである。

現在量産されているものや、工房で作られている物のほとんどがサンディングと呼ばれる、
ヤスリで削りとる方法で仕上げられている。
このサンディング、表面を角張った石のようなもので削っている為、木の繊維を潰しながら削っている、
それに対して鉋の仕上げは刃物で繊維を切りながら仕上げている。
この両者の違いを論理的に説明すると文章が長くしかもわかり辛いので抽象的な言葉で説明すると、
透明感のある艶と吸い付くような手触りといった感じだろう。

fuc3こちらはブラックチェリー材の手摺。
常に手に触れる部材なので鉋仕上げによる手触りを毎日楽しんでもらえるだろう、、。

fuk1次に洗面化粧台。
実は新たに作ったものではなく、新築時にオーダーされたものをご入居直後に一部作り変えたもの。
低すぎるということで天板の厚みを厚い物で覆いかさ上げをしている。
そしてオープンで間延びしていた部分にスリットの扉を新作して設置。
以前のものと雰囲気がガラッと変わりその他の収納との繋がり感が良くなった感じがする。

大阪の南部高石市へ納品に伺った。
今回はベーシック2のダイニングテーブルとA LINE2脚と肘有りのテーパーレッグを4脚。
okd1張り地はA LINEに馬革、テーパーレッグには輸入生地をチョイスしている。
A LINEの馬革だが、肌触りや質感は最高なのだがこれがなかなかデリケートな品物で、現在在庫のみで終了となる。
そしてテーパーレッグの輸入生地はイギリスZVELのストライプ生地を。
番組タイトルは覚えていないが数年前キムタクが出演していたドラマに同じ生地を張ったソファーが使われていたと記憶している。

馬革やヌメ革、そして輸入生地などは長年使用すると味わいが出てくるのが楽しい。
どうして国産の生地にこの味が出てこないのか、、、
生地だけではなく国産の既製家具にも同じことが言える気がする。
仕上げもそうだが作り方など全ての工程が人間にとって都合よくなされているからだと僕は思う。
今年も12月に入りあと少し、、。ラストスパート頑張って走っていきます!!