工房ブログでも紹介している長いオーダーソファーの事例。
工房ブログアップからあまり日数が経過してしまうといけないので早めのアップ。
今回のソファーは長さ3700mmと長い。そして奥行きも広くみなさんの想像よりは現物の方が相当大きく見えるだろうソファー。
天板には3ヶ所のコンセントを設置しているが大きすぎてフレームには入りきっていない。
張り地は国産のモケットタイプで長く使っていただいても味のある生地。
そしてそのソファーの左にリビングボードを設置し、
リビングボードの正面にはルンバピットを備えたフローティングキャビネットを設置。
フローティングキャビネットは残念なことに写真があまり上手く撮れていなかったのでアップは断念。
全てのオーダー屋がそうとは限らない話なのだが、
僕の場合、搬入できる経路がいかなる経路であっても、
搬入できうる最大のサイズでデザインを立ち上げる。
よって今回はフレームを分割で製作し座と背のクッションは
1本で製作する指示を工房へ出した。
その理由はただ一点デザイン的に最良と思えるからだ。
もちろん、強度構造や生産、運搬のコストとデザインを測りにかけながら。
今回は2階バルコニーから一直線の場所であったため1本での製作に即決定したことは言うまでもない。
この搬入だが例えば30階の高層マンションでも階段上げで搬入することもある。
この場合もデザインにこだわりがあるからそうする訳だが、
上文にもあるように、コストを考慮しなければならない。
こういった場合、そのリスクや費用、長所や短所をお客様に御説明し、
費用を含めてお客様に判断して頂く。まあまあそれなりの費用はかかる訳ですが、、、。
施工者として決して楽ではなくリスクもあるが、これからもそこにこだわって仕事ができればよしと思う。